社会人1〜3年目の家計簿が続くつけ方|完璧を目指さずお金の流れを見える化する

節約
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こんにちは、chakoです。

社会人になって一人暮らしを始めると、「ちゃんと管理しなきゃ」と思うのに家計簿が続かないことってありますよね。

給料は入っているはずなのに、家賃や食費、通信費、サブスク、交際費などで気づけば残高が減っていて、何に使ったのか分からない。でも、レシートを全部残して1円単位で記録するやり方は、仕事に慣れない時期ほどしんどいものです。

私自身、社会人1年目で一人暮らし、基本在宅で働きながら、資格勉強や運動の時間も確保したいと思っていました。だからこそ感じるのは、家計簿は細かくつけることより、続けられる形でお金の流れを見える化することのほうが大事だということです。

この記事では、社会人1〜3年目の人に向けて、完璧を目指さずに続く家計簿のつけ方を実務ベースでまとめます。今日から1つ真似できるように、最小単位のルールとテンプレも入れて解説します。

家計管理の基本は「把握して、黒字にして、残すこと」

まず前提として、家計管理の基本はとてもシンプルです。

  • 収入と支出を把握する
  • 収支をできるだけ黒字にする
  • 黒字分を貯蓄や将来の備えに回す

金融庁のNISA特設ウェブサイトでも、資産形成の基本として、まずは家計を把握し、無理のない形でお金を管理する重要性が示されています。投資の前に土台となるのが家計管理、という考え方です。

また、金融庁が示している金融リテラシーの考え方でも、土台は投資のテクニックではなく、ライフプランニングと家計管理にあります。若いうちから家計を整えることは、節約のためだけでなく、貯蓄や資産形成、転職や学び直しの選択肢を広げる意味でも大切です。

家計簿が続かない理由は、意志が弱いからではない

家計簿が続かないと、「自分はだらしないのかも」と感じてしまう人もいます。でも、実際はそうとは限りません。

続かない理由は、たいてい次のどれかです。

  • 最初から分類が細かすぎる
  • 毎日つける前提になっている
  • 現金・カード・QR決済が混ざっていて整理しづらい
  • 家計簿をつける目的が曖昧
  • 記録そのものが目的になってしまう

特に社会人1〜3年目は、仕事に慣れるだけでも疲れます。そこに完璧な家計簿を求めると、始める前からハードルが高くなります。

大事なのは、分類の精度ではなく、お金の流れがざっくり分かることです。見える化が目的であって、家計簿を美しく完成させることが目的ではありません。

社会人1〜3年目は「最小単位の家計簿」に切り替える

ここでおすすめしたいのが、細かい家計簿ではなく、続けられる最小単位の家計簿です。

最初の1〜3か月は、次の3つだけ分ければ十分です。

  • 収入
  • 固定費
  • 使途不明金を含む変動支出

この3分類にすると、何が見えるかというと、

  • 毎月必ず出ていくお金はいくらか
  • 自由に使っているお金がいくらか
  • 気づかないうちに減っている部分がどこか

が把握しやすくなります。

一人暮らしの新社会人は、家賃、通信費、サブスク、奨学金や各種返済、外食、コンビニ、日用品、交際費など、支出が小さく分散しやすいです。だからこそ、まずは大きな流れだけでも見える化する価値があります。

最初はこのテンプレでOK|家計簿の超シンプル版

たとえば、メモアプリやノートに毎月これだけ書けば十分です。

【○月の家計】
手取り収入:○円

固定費
・家賃:○円
・通信費:○円
・水道光熱費:○円
・サブスク:○円
・返済:○円
固定費合計:○円

変動支出
・食費・日用品・交際費など:○円

使途不明金
・何に使ったか追えない分:○円

収支
手取り収入 - 固定費 - 変動支出 - 使途不明金 = ○円

ポイントは、変動支出を最初から細かく分けすぎないことです。

「食費」「外食」「カフェ」「コンビニ」「趣味」「交際費」まで分け始めると、それだけで挫折しやすくなります。最初はまとめて1つでも構いません。気になる月だけ後から細かく見れば十分です。

私ならこうつける|社会人1年目の現実的な回し方

ここでは、私のように25歳・社会人1年目・一人暮らし・基本在宅勤務という前提で、現実的な回し方を例として紹介します。

給料日が毎月20日なら、家計簿の1か月も20日スタートにそろえると管理しやすいです。月初ではなく給料日に合わせるだけで、残高と感覚が一致しやすくなります。

たとえば流れはこんな感じです。

  1. 20日に手取り収入を確認する
  2. 家賃や通信費など固定費を一覧で確認する
  3. 先取りで貯蓄や積立額を決める
  4. 残りを1か月の生活費として使う
  5. 月末ではなく次の給料日前日にざっくり振り返る

私は資格勉強や運動の習慣も大事にしたいので、家計簿に毎日時間をかけたくありません。だから、週1回だけ確認にしています。

たとえば日曜の夜に10分だけ、

  • 今週いくら使ったか
  • 固定費以外で大きい支出があったか
  • 使途不明金が増えていないか

を見ます。このくらいなら続けやすいです。

NISAで毎月積立をしている人でも、家計が見えていない状態で積立額だけ大きくすると苦しくなることがあります。積立投資は大事ですが、その前提として、生活費と固定費のバランスが無理なく回っているかを確認しておくのが安心です。

家計簿を続けるための3つのルール

ここからは、家計簿を続けるためのルールを3つに絞って紹介します。

1. 毎日つけない

家計簿が続かない人ほど、毎日つける前提を外したほうがうまくいきます。

おすすめは週1回です。まとめて確認しても、大枠の流れは十分つかめます。キャッシュレス中心なら、履歴から振り返りやすいのでなおさらです。

2. 固定費だけは最初に確定する

節約というと食費から削ろうとしがちですが、まず見るべきは固定費です。

  • 家賃
  • 通信費
  • サブスク
  • 保険
  • 返済

このあたりは毎月じわじわ効くので、最初に一覧化する意味があります。特にサブスクは、少額でも増えると見えにくくなります。

3. 使途不明金をゼロにしようとしない

これが意外と大事です。

家計簿が続かない人は、「何に使ったか分からない支出」を悪者にしすぎることがあります。でも、完全になくすのは難しいです。

大切なのは、使途不明金があることを見える化することです。

たとえば、月に8,000円の使途不明金があると分かっただけでも、次の月には「コンビニとネット通販の細かい出費かもしれない」と当たりをつけられます。ゼロを目指すより、正体をざっくり把握できれば前進です。

忙しい人向け|1か月目にやることはこの3つだけ

何から始めればいいか迷う人は、まず1か月目に次の3つだけやってみてください。

  1. 手取り収入を書く
  2. 固定費を全部並べる
  3. 給料日前に残高を見る

これだけです。

給料日前に「残高がいくら残るか」を見るだけでも、自分の家計の癖が分かります。

  • 意外と余っているのか
  • 固定費が重いのか
  • 変動支出が膨らみやすいのか

この確認ができるだけで、次の一手が考えやすくなります。

2〜3か月目で見直すポイント

最初の1か月で流れが見えたら、2〜3か月目に少しだけ改善します。

見直すポイントはこの3つです。

  • 固定費で下げられるものはないか
  • 使途不明金の正体は何か
  • 先取りで残したい額は現実的か

たとえば、

  • 使っていないサブスクを止める
  • コンビニ利用を週○回までにする
  • 外食は回数だけ決める
  • 貯蓄額を無理のないラインに調整する

といった小さな修正で十分です。

ここでも大事なのは、完璧な節約術にしないことです。社会人1〜3年目は、仕事に慣れたり、生活リズムを整えたり、勉強や健康管理を両立したりと、家計以外にもやることが多い時期です。だからこそ、家計管理も省エネで回る仕組みにしたほうが続きます。

家計管理に不安が強いときは、公的な情報や相談先も使う

家計簿が続かないとき、全部を自己流で抱え込む必要はありません。

金融庁は、社会人やこれから社会人になる人向けに「基礎から学べる金融ガイド」を改訂しており、若い世代のお金の基礎知識を学びやすい形で発信しています。家計管理が公的にも重要なテーマとして扱われていることが分かります。

また、お金に関する悩みを相談できる窓口として、金融経済教育推進機構(J-FLEC)に関する案内もあります。利用条件や対象範囲は変更される可能性があるため、実際に使うときは最新の公式情報を確認する前提ですが、家計やマネープランを相談する選択肢があることを知っておくのは安心材料になります。

なお、厚生労働省の支援情報には生活に困りごとがある方向けの案内もありますが、主に生活困窮や相談支援の文脈です。通常の家計改善の記事として広く一般化しすぎず、必要に応じて使える支援先の1つとして認識しておくのがよいと思います。

家計簿は「続けること」で意味が出る

家計簿というと、きれいに分類された表や、毎日更新された記録をイメージしがちです。でも、社会人1〜3年目に本当に必要なのは、そこまで立派なものではありません。

収入がいくら入って、固定費がいくら出て、残りをどう使っているか。この流れが見えれば、家計管理はちゃんと前に進みます。

見えるようになると、

  • 毎月いくらなら貯められるか
  • 投資や積立をどこまで増やせるか
  • 資格勉強や趣味にどれくらい使えるか

が考えやすくなります。

つまり家計簿は、お金を締め付けるためのものではなく、自分の生活を安心して回すための道具です。

まとめ

社会人1〜3年目の家計簿は、最初から完璧を目指さなくて大丈夫です。

  • 家計管理の基本は、収入と支出を把握し、黒字を残すこと
  • 最初は「収入・固定費・使途不明金を含む変動支出」の3つで十分
  • 家計簿の目的は分類の精度ではなく、お金の流れの見える化
  • 毎日ではなく週1回、10分で確認する形のほうが続きやすい
  • 1〜3か月回してから少しずつ改善すればいい

もし今、家計簿が続かなくて悩んでいるなら、今日やることは1つだけです。

今月の手取り収入と固定費を書き出すこと。

そこからで十分です。細かい記録より先に、まずは自分のお金の流れを見えるようにしていきましょう。

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