執筆者:chako(チャコ)
「今日は何もしてないのに、気づいたらお金を使っていた」──そんな日、ありませんか? 実は時間のムダづかいは、家計のムダづかいにも直結しています。
この記事では、在宅勤務を続ける中で気づいた「時間とお金の相関関係」について、私の実体験を交えて紹介します。
1. 在宅勤務で感じた「時間がある=お金を使う」罠
在宅勤務の日、昼休みにスマホを開いてSNSを眺めていたら、気づいたら通販サイトへ。 「ちょっと便利そう」「安いしまあいいか」と買ってしまう。結果、1週間で合計5,000円以上の“なんとなく出費”になっていました。
オフィス勤務の頃にはなかったこの出費。原因は単純で、「空いた時間を目的なく使っていた」ことでした。
時間に余白があると、消費行動でその隙間を埋めようとする。
これは心理学的にもよく知られる現象で、行動経済学では「時間的スラック(slack)」と呼ばれます。
2. 時間のダラけが支出を増やす3つのパターン
- ① スマホ時間が長い日ほど、ネットショッピング率が上がる
→ SNS経由の広告・おすすめ表示からの衝動買い。 - ② 夜更かしの日は、翌日コンビニ利用が増える
→ 朝起きられず朝食を買う、昼も外食、夜は疲れてデリバリー。 - ③ 予定のない休日は、カフェ・映画・買い物に逃げる
→ 「何かしたい」気持ちが“消費”で満たされる。
これらは私の家計簿データ(マネーフォワード)を振り返っても顕著でした。
“だらけた日=支出が多い日”という相関がはっきり見えたのです。
3. 「時間を整える」とお金が貯まる理由
節約の本質は「我慢」ではなく、“仕組み化”です。 毎日の時間を少し整えるだけで、無意識な出費を防げます。
- 朝に「1日の予定」を3行で書く → 目的のない時間を減らす。
- 夜に「今日やらなかったこと」をメモ → 翌日の優先順位が明確に。
- 買い物の予定を「時間ブロック」で管理 → 思いつき買いを防ぐ。
これらの小さな習慣は、節約術というよりも“自分の時間の守り方”です。 結果的に、お金も自然と守れるようになります。
4. 時間管理アプリで「見える化」してみた
私が使っているのは「Toggl Track」という時間記録アプリ。 仕事・勉強・家事・休憩などをカテゴリ分けして、自分の1日を可視化しています。
使ってみて驚いたのは、“支出が多い日=「作業時間」が短い日”という傾向。 要は「集中できない日ほど、財布の紐も緩む」ということです。
時間を整えると、集中→満足感→浪費の減少、という好循環が生まれます。
5. まとめ|時間の使い方が、お金の使い方を変える
節約とは、支出を減らすことではなく、時間を大切に使うことから始まります。 無駄な1時間を減らすことで、無駄な1,000円が減る。これは私の実感でもあります。
在宅勤務や副業など、働き方が多様化する今こそ、「お金の管理」=「時間の管理」という視点を持つことが大切です。
執筆者:chako(チャコ) — SIer勤務。資格勉強と家計管理を通じて、“積み上げる暮らし”を実践中。


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