執筆者:chako(チャコ)
社会人1年目、入社してから「この資格を取っておいてよかった」と実感する場面が少しずつ増えてきました。私自身、勤務先のSIerで働きながら、〈簿記2級〉〈統計検定2級〉〈基本情報技術者試験〉を取得し、今も〈応用情報技術者試験〉に向けて勉強中です。
この記事では、新入社員ならではの視点で「取りやすく役に立つ資格」を5つ厳選。時短で勉強でき、実務で活かしやすいという観点から、おすすめ順に紹介します。
① 基本情報技術者試験(FE)
IT業界にいるなら、まずはこの資格を押さえておきたい。午前試験の範囲が広く、情報処理の基礎を学べます。社会人になってから「仕事で使った」「理解がスムーズだった」と実感する場面もありました。
勉強法としては、過去問道場を使って午前問題を3ヶ月で3〜4周。午後は時間がかるので、「まずは午前のみ合格」を目標にすると挫折しづらいです。
② 簿記2級
新入社員として会社の数字に触れる機会が増える中、簿記2級は「決算書が読める」「経営数字の意味がわかる」武器になります。私も取得後、上司から「数字に強いね」と言われたことがあります。
勉強時間の目安は150〜200時間。休日2〜3時間を3〜4ヶ月継続すれば十分です。実務での“見える化”に強いので、社内評価にもつながりやすいです。
③ 統計検定2級
データ分析や報告資料の需要が高まる中、統計検定2級は未来志向の資格です。私も「データで語る提案をしたい」と考えていたため、自分で学びを始めました。
勉強のポイントは「推定と検定」「回帰」の理解。簿記と同様、新入社員でも独学で挑戦可能です。合格後は資料や報告で「数値の根拠があるね」と信頼を得られます。
④ 応用情報技術者試験(AP)
基本情報取得後のステップアップとして、応用情報技術者試験はおすすめです。午後問題が字数・文章量ともに多いため、「読む力」が問われますが、試験を通じて得られる思考力は実務でも大きな武器になります。
私も現在この試験に向けて勉強中です。「午前50問×80問=自分の理解度が見える化される」感覚を味わっています。
⑤ MOS(Microsoft Office Specialist)やTOEICなどの“使える”資格
上記4つほど勉強時間をかけられない人でも、MOSやTOEIC(スコア取得)などは短期集中で履歴書・社内評価に活きます。Word・Excelスキルの証明、英語力の証明は幅広く使えます。
例えば、自社のExcelデータを「関数で自動化しました」と報告する際に、MOSの資格があると説得力が増します。TOEICは「海外案件を視野に入れています」という姿勢を示せます。
新入社員が資格取得で成功するための3つのコツ
- 時間の“先取り”をする:給料日前や繁忙期を避けて、平日2〜3時間を固定枠に。
- 習慣化する:例えば「出社前の30分」を勉強タイムにするなど、生活リズムに組み込む。
- アウトプットを意識する:「資格のために勉強する」ではなく、「仕事で使える知識にする」と考えるとモチベーションが上がります。
資格取得は、それ自体がゴールではありません。本当に価値があるのは、勉強を通じて養った“思考力”や“行動習慣”です。それは節約にも、投資にも、さらに暮らしの質を高めることにもつながります。
社会人1年目の今だからこそ、少し先を見据えて“強み”を積み上げておきましょう。今日の勉強が、明日の評価・キャリア・収入の土台になります。
執筆者:chako(チャコ) — SIer勤務・資格取得実践中。節約・投資・学びの積み上げを通じて「丁寧に着実に伸びる暮らし」を発信しています。



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